猫と英語と後鼻漏

中学英語から独学で学び、現在、英検1級挑戦中。テキストの紹介や後鼻漏の話などをしています。読書や映画の話なども。

猫の輸液

猫の輸液

自宅で猫に輸液をするにあたって、工夫したことなど。

猫の性格によって、他のやり方を試した方がいい場合もあります。

迷ったら獣医さんに相談してください。


最初に悩んだこと

家で輸液するにあたって、最初に考えたのは「どこに点滴を吊るせばいいの?」ということだった。

これは突っ張り棒2本とワイヤーネットと結束バンドで作った脱走防止用の仕掛けをそのまま流用し点滴を吊るすことで解決。

押し入れ用収納ダンスを作業台としてそばに設置し、ワイヤーネットにS字フックをひっかけ点滴を吊るした。

 

 次に悩んだことは「猫はおとなしく点滴させてくれるの?」ということ

病院では大人しくても家で家族相手だと薬を飲ませるのも暴れるのに、点滴なんてできるのか・・・と不安になる。

先生に相談すると「キャリーケースに入れてやってみては」とアドバイスを受ける。

上が開くタイプのキャリケースに猫を入れ、作業台の上に連れてくる。

猫をキャリーケースにいれたまま、消毒して針を刺し、輸液スタート。

初回から大人しく点滴をさせてくれた。猫に感謝。


輸液中にトラブル発生

点滴がめちゃくちゃ遅く落下する時があり、猫にも人間にもストレスになる。

猫が「もう嫌ニャ」って感じでキャリーから飛び出すこともあった。

そこで、またまた検索。

【加圧バッグ】なるものの存在を知る。

加圧バッグを使用し、点滴が安定して落下して問題は解決。


加圧バッグを使用するにあたっての注意点

”どこまで輸液が進んだのか分からない問題”が発生。

加圧バッグを使用すると目盛りが確認しずらくなるのと、点滴がパンパンに膨らむせいか、目盛り通りに点滴すると入れすぎる問題が発生。

吊り下げ式はかりも購入したが、点滴の位置が下がってしまうので結局使わなかった。

何度か失敗を繰り返し、勘を身につけることで解決。

あと、最初勢いよく液が出るので、最初は意識してゆっくり液を落下させるようにしている。

(獣医さんが猫に輸液している動画で、”猫が違和感を持つので最初はゆっくりやってください”みたいなことを言っていたので、その言葉に従っている)

点滴の温度に気をつける

寒くなったら点滴を温める。暑くなったら、冷たくない程度にするなど温度を調整する。

湯煎はめんどくさいので、レンジで温めるゆたんぽを使用し温めている。

冬は電気座布団と併用。

温度の確認は、勘だと不安なので機械に頼る。

接触の温度計を購入し目視で確認する。


コロナ対策

今まで自分ひとりで点滴をしてきたが、自分が出来なくなった時のためにもうひとり点滴ができる人が必要と考えるようになる。

家族に頼み、点滴の仕方を獣医さんに習いに行ってもらい、家での点滴にも参加してもらうようにした。

あと入院や隔離がいきなり始まるかもしれないから、2週間分の点滴をストックするようにした。

コロナはネコ科にも伝染るから気をつけないといけない。


心のケア

輸液を頑張っているので、なるべく甘やかすようにしている。

そうするともう一匹の猫が拗ねて暴れるというサイクルが発生するので、こちらも甘やかす。

何度も甘えてくるので、その都度甘やかす。

 

輸液を自宅でするにあたり、いろいろなサイトを参考にしたり、動画をみたりしたが、点滴を吊るす場所はカーテンレールやコート掛けを利用している人もいた。

そもそも自然落下式の点滴ではなくて、シリンジ式でやってる人もいた。

うちの場合は、病院で教えられたやり方が落下式だった。


我が家の経験が誰かの役にたてば幸いです。

家での点滴がスムーズにいくかどうかは、猫の性格によって大きく変わりそうだが、お互い頑張っていきましょう。