【英語】英文解釈教室/伊藤和夫著
独学で英語を勉強するにあたって、お世話になっているテキストの紹介
英文解釈教室/伊藤和夫著
繰り返し読んでいるテキストのひとつ。
テキストを一巡して、しばらく時間が経ってから、また最初からチャレンジしているテキスト。
何回も読んでいるのですらすら読解できるところもあるし、引っ掛かるところもあるし、全く分からないところもある。
分からないと自分の記憶力と理解力のなさに落ち込むが、解説を読まずに解けるようになれば、確実に実力が身につくので大事にしているテキスト。
内容は、本のタイトル通り英文を解釈するための方法を教えてくれる本。
”(a)The house stands...”
”(b)In the house stands...”
本書の”Chapter1 主語と動詞”に最初に載っている問題。
この部分的な英文からでも、”stands”のあとに何が来るか、予測できるようになる練習をひたすらやるようなテキスト。
(この問題の解説はアマゾンの試し読みで読めるので、気になる方が確認して下さい)
”著者が本書で試みたのは、英語を形から考える練習、つまり、英語を読んでいるかぎり決してそこから離れることができない基本的な約束を明らかにすることから出発し、その原則に基づいて英語の構造を分析し、読者とともに考えることを通して、英語を読む際に具体的には頭はどのように働くのか、また働くべきなのかを解明することである。”
本書の”はしがき”より引用。
このテキストの特徴を説明したくて、著者の言葉を引用した。
繰り返しになるが、このテキストは、英語の構造を分析する練習をするための本だと、個人的に思っている。
テキストに載っている問題が素晴らしいので、適当に読み進めるとかならず壁にぶちあたるようになっている。
壁に直面して「あれ、なんかおかしい」となって、自分で修正できるなら良し、でも出来なかったら著者の解説を読んで、正しい解釈の仕方を教えてもらう。
教えてもらうんだけど、著者の言葉に慣れるまでは、ちょっと大変だった。
引用した文も少し堅い感じだと思うんだけど、初学者向けの優しくて親切なテキストに馴れていた私には、著者の(私にはちょっと難しい文章で書いてある)解説を何度も読み返すことがしばしばあった。
ただ最初に書いた通り、とてもよいテキストなので、もし本屋で見かけたら、ぜひ手にとって中身を確認して頂きたいと思う。
本書はアマゾンの試し読みができるので、興味のある方はどんな問題が掲載されていて、著者がどんな解説をしているのか読んでみて下さい。