猫と英語と後鼻漏

中学英語から独学で学び、現在、英検1級挑戦中。テキストの紹介や後鼻漏の話などをしています。読書や映画の話なども。

読書

【読書】森林飽和 国土の変貌を考える/太田 猛彦著

森林飽和 国土の変貌を考える/太田 猛彦著 目次 第一章 海辺の林は何を語るかー津波と飛砂 第二章 はげ山だらけの日本ー「里山」の原風景 第三章 森はどう破壊されたかー収奪の日本史 第四章 なぜ緑が回復したのかー悲願と忘却 第五章 いま何が起きているの…

【英語】ピーターセンの英文ライティング特別講義40/マーク・ピーターセン著【読書】

ピーターセンの英文ライティング特別講義40/マーク・ピーターセン著 英語のルールが学びたくて購入した本。 独学で勉強している自分は、テキストに書いてない、もしくは書いていても、目立たない情報や細かいルールを無視しがち。 それをなんとかしたくて…

【読書】現代の戦争被害ーソマリアからイラクへー/小池政行著

現代の戦争被害ーソマリアからイラクへー/小池政行著 ”なぜ民間人の犠牲者が増えつづけるのか?” 本の帯から引用 本の帯に書いてあるように、戦争による民間人の犠牲について書かれている本。 民間人の犠牲が増え続ける理由や、本書に掲載されている戦争の…

【読書】誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?/牧田 寛著

誰が日本のコロナ禍を悪化させたのか?/牧田 寛著 新型コロナウイルスについて、基礎知識を知りたくて読んだ本。 マスク、アルコール消毒、ワクチン、検疫、検査など基本的な事柄が網羅されている。 「アルファ株やらデルタ株やら侵入してるけど、検疫が機…

【読書】「戦争学」概論/黒野 耐(くろの たえる)著

「戦争学」概論/黒野 耐(くろの たえる)著 タイトルどおり”戦争学”について書かれている本で、2005年出版。 目次 第一講 地政学と大戦略 第二講 21世紀への地政学 第三講 ナポレオン戦争とクラウゼヴィッツ 第四講 第一次世界大戦とリデルハート 第…

【読書】物語 フランス革命 バスチーユ陥落からナポレオン戴冠まで/安達正勝著

物語 フランス革命 バスチーユ陥落からナポレオン戴冠まで/安達正勝著 タイトル通りフランス革命について書かれている本。 目次 序章 フランス革命とは 第一章 「古き良き革命」の時代 第二章 革命的動乱の時代へ 第三章 国王の死 第四章 ジャコパン政府の…

【英語】アフォリズムの底力 里中哲彦/編著【読書】

【英語】アフォリズムの底力 里中 哲彦/編著【読書】 楽しみながら英語の格言に慣れるために購入した本だったが、思った以上に楽しめた。 この本を説明するために、本書から引用させてもらう。 ”本書は、名言、格言、金言、座右の銘といった枠には収まりき…

【読書】閉じてゆく帝国と逆説の21世紀経済/水野和夫著

閉じてゆく帝国と逆説の21世紀経済/水野和夫著 2017年発行された本書は、資本主義の未来とポスト近代について書かれている。 目次 はじめに 「閉じてゆく」時代のために 第一章 「国民国家」では乗り越えられない「歴史の危機」 第二章 例外状況の日…

【読書】イラク 戦争と占領/酒井啓子著

イラク 戦争と占領/酒井啓子著/岩波新書 2004年に出版された本書は、タイトル通り2003年から始まったイラク戦争と、その後の連合軍(主にアメリカとイギリス)による占領の様子について書かれている。 目次 第一章 帰還 1 混乱と破壊の果てに 2 …

【読書】物語 オーストラリアの歴史 多分化ミドルパワーの実験/竹田いさみ著

物語 オーストラリアの歴史 多分化ミドルパワーの実験/竹田いさみ著/中公新書 本書は2000年に出版され、主にオーストラリア政治について書かれている。 この本を読んだきっかけはオーストラリアといえば「コアラ、カンガルー、エアーズロック」しか思…

【読書】満洲国 砂上の楼閣「満洲国」に抱いた野望/川村 湊著【満洲国】

満洲国 砂上の楼閣「満洲国」に抱いた野望(FOR BEGINNERS)/川村 湊著 イラストレーション:辻下浩二 この本はタイトル通り、満洲国について初心者向けに書かれている本。 本書を読んだ理由は”自民党と戦後史”を読んで、”満洲人脈”と岸内閣が…

【雑感】核攻撃について 2【読書】

核攻撃について2 eigotokoubirou.hatenablog.com ミサイル攻撃について知ったあと気になったのが「弾道ミサイルって防げるの?」ということだった。 そこで家族に「弾道ミサイルの迎撃って出来るの?」と質問したところ”兵器のギモン100 白石光/大久保…

【読書】アフガン・対テロ戦争の研究 タリバンはなぜ復活したのか/多谷千香子著【タリバン】【対テロ戦争】

アフガン・対テロ戦争の研究 タリバンはなぜ復活したのか/多谷千香子著 ”タリバン政権崩壊から15年ー内戦の瀬戸際に至ったのは何故か?” ”隣国パキスタンとアフガニスタンとの関係を解き明かしながら、対テロ戦争をめぐる誤算、地域の今後を丹念に分析す…

デビルドッグ アメリカ海兵隊日本人伍長のイラク戦記/越前谷 儀仁著

デビルドッグ アメリカ海兵隊日本人伍長のイラク戦記/越前谷 儀仁(えちぜんや よしひと)著 本書を読んだきっかけは「どうやって日本人がアメリカの軍隊に入るの?」と疑問を持ったからだった。 答えは本書に書いてあるのだが、著者である越前谷さんはグリ…

【読書】自民党と戦後史/小林英夫著

自民党と戦後史/小林英夫著 2014年発行 本書の目次 はじめに プロローグ 戦後政治の概観と自民党 第一章 戦後民主化と政党活動の開始 第二章 自民党の誕生 第三章 高度経済成長の準備と安保闘争 第四章 高度経済成長の時代 第五章 安定成長への模索と田…

黙って働き笑って納税 戦時国策スローガン傑作100選/里中哲彦著【読書】

黙って働き笑って納税 戦時国策スローガン傑作100選/里中哲彦著 本書はおもに昭和8年から昭和18年までのスローガンが収載されている。 昭和8年は国際連盟から脱退した年で、昭和18年はガダルカナル島の撤退や、アッツ島守備隊玉砕の年。 著者は本…

【雑感】核攻撃について【読書】

核攻撃について 核攻撃と聞いたら”エノラ・ゲイ”しか思い浮かばなかったので反省し、ちょっと調べてみた。 家族に聞いたら「とりあえずこの本のこのページを読んだらいい」と言われ渡された本が”戦争映画でわかる戦略と戦術/大久保義信著”だった。 この本は…

【読書】資本主義の終焉と歴史の危機/水野和夫著

資本主義の終焉と歴史の危機/水野和夫著 タイトル通り資本主義の終わりについて書かれている本。 この本を読むまで資本主義が終わるなんて考えたこともなかったので、おもしろかった。 システム(経済にしろ社会体制にしろ)が変わって行く時にどんなことが…

【読書】南海トラフ/山岡耕春(やまおかこうしゅん)著

南海トラフ/山岡耕春(やまおかこうしゅん)著 本のタイトル通り、南海トラフに焦点を当てた本。 176ページという新書でありながら、南海トラフのことはもちろん、東北地方太平洋沖地震のことやプレート地震のメカニズム、巨大地震に誘発されるかもしれ…

【読書】慟哭の谷 北海道三毛別・史上最悪のヒグマ襲撃事件/木村盛武著【ヒグマによる被害】

慟哭の谷 北海道三毛別・史上最悪のヒグマ襲撃事件 木村盛武著 大正4年(1915)に北海道の苫前村三毛別(とままえむらさんけべつ)の開拓地で起こった人喰い羆のはなし。 著者は1920年札幌生まれ。 林務官として働きながら、三毛別事件の被害者や遺…

【読書】大便通 知っているようで知らない大腸・便・腸内細菌/辨野義己著

大便通 知っているようで知らない大腸・便・腸内細菌 辨野義己(べんのよしみ)著 辨野義己さんの”大便通”を読んだ。 ”べんのよしみ”というから、てっきりペンネームかと思ったら本名だと言う。これに一番驚いた。 知らないことだらけでだったので勉強になっ…

【読書】民間人のための戦場行動マニュアル

民間人のための戦場行動マニュアル ㈱S&T OUTCOMES著、 川口 拓著 ”もしも戦争に巻き込まれたら、あなたは生き残る方法を知っていますか?”(本書のカバーより引用) この本は戦争、占領時の行動マニュアルなんだけど、読んだ感想は…「もし本当に…

ブラック・フラッグス「イスラム国」の台頭の軌跡【読書】

ブラック・フラッグス「イスラム国」台頭の軌跡 ジョビー・ウォリック著 伊藤 真訳 「イスラム国」とザルカウィの関係について書いている本。 上巻はザルカウィ本人とイラク戦争開始後の急激な治安の悪化について、下巻ではザルカウィの死、そしてシリアでの…

トラオ 徳田虎雄 不随の病院王/青木 理著

『トラオ 徳田虎雄 不随の病院王』 青木 理(あおき おさむ)著 医療法人 徳洲会グループを一代で築き上げた男のはなし。 こういう人を”破天荒な人”と呼ぶのだろう。 この人がいなかったら離島・僻地の医療体制はどうなっていたのだろうか。 「生命だけは平…

名もなき受刑者たちへ「黒羽刑務所第16工場」体験記/本間 龍著

名もなき受刑者たちへ 「黒羽刑務所第16工場」体験記 本間 龍(ほんま りゅう)著 YouTubeの「一月万冊」さんを見て、読みたくなった本。 服役について書かれている本に対し、こういっては語弊があるかもしれないが、すごく面白かった。 動画を見て「本間…