猫と英語と後鼻漏

中学英語から独学で学び、現在、英検1級挑戦中。テキストの紹介や後鼻漏の話などをしています。読書や映画の話なども。

【雑感】新型コロナウイルスのワクチンと生理(2)

CNN(アメリカのニュースメディア)から、ワクチンと生理について報道があった。

以前、生理とワクチンについて調べるのに、いくつかの組織が調査するというニュースがあったがその結果のようだ。

このニュースでは「月経周期が普段より1日程度長くなる人が多いけど、数カ月で通常のサイクルに戻るから心配要らないよ」的なことを言っている。

私の場合はワクチンを打って、月経周期が長くなることはなかったが、打った月の生理痛が重かった。

でも、翌月からは普通の痛みに戻ったので、結局のところワクチンの影響なのかどうなのかは分からない。

このニュースでは、痛みや不正出血などについては書かれていなかった。

痛みとかはデータが取りにくいだろうから、生理痛とワクチンの因果関係を証明するのは難しいだろうなと、個人的には思っている。

このニュースをリンクしておくので、詳しく知りたい人はそちらをどうぞ。

edition.cnn.com

無料版もある自動翻訳サイトDeepL翻訳へのリンク

www.deepl.com

eigotokoubirou.hatenablog.com

【読書】森林飽和 国土の変貌を考える/太田 猛彦著

森林飽和 国土の変貌を考える/太田 猛彦著

目次
第一章 海辺の林は何を語るかー津波と飛砂
第二章 はげ山だらけの日本ー「里山」の原風景
第三章 森はどう破壊されたかー収奪の日本史
第四章 なぜ緑が回復したのかー悲願と忘却
第五章 いま何が起きているのかー森林増加の副作用
第六章 国土管理の新パラダイムー迫られる発想の転換


題名通り、日本の森林とその歴史について書かれている本。

山について知っている事といえば、昔ははげ山だらけだったということと、今は杉を植林しすぎて、花粉症の原因になっているということくらいだったので、この本は勉強になった。

本書を読んで、一番印象に残ったのは「海岸林」の大切さだった。

自分が海辺に住んでないので、「海って松の木あるよね」くらいの認識だったが、海岸林は人の暮らしを守るために大きな役割を担っていた。

海岸林は主に防風、飛砂防止、塩害防止、高潮防止、防霧と津波災害を減らすという目的がある。

第一章では、海岸林がいかに、津波から町を守っているのかが書いてある。

分かりやすく言うと、海岸林によって津波エネルギーが減衰されたり、津波到達を遅らせることができたり、漂流物を補足して、家屋への被害を減らすことが出来るのだ。

海岸林で津波エネルギーを減衰させるには、海岸林の幅とか、浸水する深さなどの条件がある。

もちろん「海岸林があればすべて解決」というわけにはいかなくて、地盤を高くしたり、防潮堤を作って、その相乗効果で減災を実現するのだ。

日常では海岸林は、潮風と飛んでくる砂を防いでくれる。

大切な役割を、松の木たちは担っているのだ。

何故、松の木なのかということも、本書に詳しく書いてあるので、興味のある方は本書を読んで頂きたい。

木の成長には時間がかかるし、管理も必要。

最近、国が防災林に、予算をつけるというニュースがあり、「これは朗報」と個人的に感じた。

使えるものはなんでも使って減災を目指さないと、被害が広がるからね。

高台や内陸への引っ越しも、補助金とか出して、どんどん進めた方がいいと思うが、その手のニュースは聞かない。

私が知らないだけで、津波被害が予想される地域では、進んでいるのだろうか。

【英語】英文解釈教室/伊藤和夫著

独学で英語を勉強するにあたって、お世話になっているテキストの紹介

英文解釈教室/伊藤和夫

繰り返し読んでいるテキストのひとつ。

テキストを一巡して、しばらく時間が経ってから、また最初からチャレンジしているテキスト。

何回も読んでいるのですらすら読解できるところもあるし、引っ掛かるところもあるし、全く分からないところもある。

分からないと自分の記憶力と理解力のなさに落ち込むが、解説を読まずに解けるようになれば、確実に実力が身につくので大事にしているテキスト。

内容は、本のタイトル通り英文を解釈するための方法を教えてくれる本。

”(a)The house stands...”

”(b)In the house stands...”

本書の”Chapter1 主語と動詞”に最初に載っている問題。

この部分的な英文からでも、”stands”のあとに何が来るか、予測できるようになる練習をひたすらやるようなテキスト。

(この問題の解説はアマゾンの試し読みで読めるので、気になる方が確認して下さい)

 

”著者が本書で試みたのは、英語を形から考える練習、つまり、英語を読んでいるかぎり決してそこから離れることができない基本的な約束を明らかにすることから出発し、その原則に基づいて英語の構造を分析し、読者とともに考えることを通して、英語を読む際に具体的には頭はどのように働くのか、また働くべきなのかを解明することである。”

本書の”はしがき”より引用。

このテキストの特徴を説明したくて、著者の言葉を引用した。

 

繰り返しになるが、このテキストは、英語の構造を分析する練習をするための本だと、個人的に思っている。

テキストに載っている問題が素晴らしいので、適当に読み進めるとかならず壁にぶちあたるようになっている。

壁に直面して「あれ、なんかおかしい」となって、自分で修正できるなら良し、でも出来なかったら著者の解説を読んで、正しい解釈の仕方を教えてもらう。

教えてもらうんだけど、著者の言葉に慣れるまでは、ちょっと大変だった。

引用した文も少し堅い感じだと思うんだけど、初学者向けの優しくて親切なテキストに馴れていた私には、著者の(私にはちょっと難しい文章で書いてある)解説を何度も読み返すことがしばしばあった。

ただ最初に書いた通り、とてもよいテキストなので、もし本屋で見かけたら、ぜひ手にとって中身を確認して頂きたいと思う。

本書はアマゾンの試し読みができるので、興味のある方はどんな問題が掲載されていて、著者がどんな解説をしているのか読んでみて下さい。

 

【好きな映画】悪人伝/マ・ドンソク主演

悪人伝

マ・ドンソクさん主演の韓国映画

ストーリーは、無差別に人を刺し殺す連続殺人犯に、偶然ターゲットにされたギャングの親分と、犯人逮捕に執念を燃やす刑事が協力して、犯人を探し出すというお話。

このギャングの親分がマ・ドンソクさん。

以前、何かの番組で草なぎ剛さんだったと思うのだが、「マ・ドンソクさんはすごくいい俳優」と言ってた記憶があって気になっていた俳優さんだった。

最近SNS上でもマ・ドンソクさん推しの方が結構いて、アマゾンプライムで検索してみたら、マ・ドンソクさん主演の悪人伝という映画があったので、見てみたら超おもしろかった。

内容が内容だけに、暴力、暴力、また暴力って感じなんだけど、ハラハラドキドキして最後まで一気に見た。

とても面白いので、まだの見ていない方はぜひチェックしてみて欲しい。

悪人伝の公式サイトへのリンク

klockworx-asia.com

【英語】ピーターセンの英文ライティング特別講義40/マーク・ピーターセン著【読書】

ピーターセンの英文ライティング特別講義40/マーク・ピーターセン著

英語のルールが学びたくて購入した本。

独学で勉強している自分は、テキストに書いてない、もしくは書いていても、目立たない情報や細かいルールを無視しがち。

それをなんとかしたくて、読んだ本。

本書は文法を教えるのではなく、日本人がおかしやすい英語のちょっとしたミスを指摘してくれる本。

個人的に第29講の”「それ」はitでもthatでも、どっちでもいいのか”が参考になった。

あまり考えずに”it”を使っていたことに、本書を読んで気付いた。

あと第17講の”副詞(句)の位置で文意が変わる”も勉強になる。

雑に副詞を扱ってたことを自覚し反省する。


本書は他に、冠詞や、名詞の数に対する意識、コンマの位置(制限用法など)、前置詞の使い分け、助動詞の使い分けなど日本人が苦手としているポイントが載っている。

アマゾンで試し読みが出来るので、気になった方は内容を確認してみて下さい。

【読書】現代の戦争被害ーソマリアからイラクへー/小池政行著

現代の戦争被害ーソマリアからイラクへー/小池政行著

”なぜ民間人の犠牲者が増えつづけるのか?”

本の帯から引用

本の帯に書いてあるように、戦争による民間人の犠牲について書かれている本。

民間人の犠牲が増え続ける理由や、本書に掲載されている戦争の経緯などが分かりやすく書いてあり、文章も読みやすかった。

目次

第1章 戦争にもルールがある

第2章 転機としてのソマリア内戦

第3章 ボスニア・ヘルツェゴビナ民族浄化

第4章 コソボ紛争と人道的介入

第5章 テロへの先制攻撃ーアフガニスタン

第6章 イラク戦争ー米国による先行的自衛権の行使

目次から分かるように、ほとんどアメリカが軍事的に、そして主体的に関わっている戦争について書かれている本。

まず最初に思ったのが「アメリカって軍事行動多いな」ってこと。

アメリカが行っている、または関わっている軍事行動のニュースを見るが、やっぱり誤爆が原因で民間人が死傷するなどのニュースは少なくない。

空爆による誤爆で、民間人が犠牲になっていることが多い気がしていたが、この本を読んで何故アメリカが空爆を多用するのかを理解した。

自国兵士の犠牲をゼロに近づけるための方法が、空からの攻撃のようだ。

アメリカが空爆を多用するようになったきっかけは、ソマリア内戦。

映画にもなったので、知っている人も多いと思うが、アメリカを中心とした多国籍軍ソマリアに派遣され、そこで米軍兵士の遺体が冒涜され、アメリカのお茶の間にその映像が流れ、クリントン大統領と、国防長官、国務長官は議会で非難を受けた。

個人的には「なんで自国の兵士をよその国の内戦で死なせているのか」と思うが、内戦がひどすぎて、飢餓が発生し人道的介入が必要と判断されたからだそうだ。

無辜の市民が飢え死んでいる、という状況をなんとかしなければいけないという目的の他にも、アメリカにはアメリカの、そして国連にも国連の思惑があって、多国籍軍が派遣され、アイディード将軍派の幹部を拘束するという作戦を実行したらしいが、政治の思惑で兵隊が死んでいるようにしか、自分には見えなかった。

 

第1章の「戦争にもルールがある」は、すごく勉強になった。

第1章は5つのパートで構成されている。

1 ジュネーブ条約違反
2 国際人道法
3 国連憲章が許す戦争とは
4 戦争犯罪人を裁く国際法
5 常設的な国際戦争法定ー国際刑事裁判所

知っているようで知らない、分かってるようで分かっていない、戦争のルールを知ることが出来た。

”国際人道法は、時の国際政治ないしは国内政治の情勢にかかわらず、現実に存在し続ける戦争がもたらす苦痛を制限しようとするものである。このように考えれば、国際人道法とは人道思想を法的に表わしたものに過ぎないと言える。しかし、国際人道法が国際法であることは極めて重要である。戦時において非人道的行為を禁止し、人間の命の尊重を国際的な義務としたことは、少なくともそうでありたいという意思が各国にあることを示している。”

本書の第1章から引用。

「戦争は殺し合いだから、そんな時に人道とか、そんな余裕ないから」とか言われそうだけど、戦争のルールを決めないと、誤爆して民間人が犠牲になっても「可哀想だけど、戦争だから仕方がないね」で終わってしまうし、捕虜が殺されても「戦争だから仕方ないよね」という考えが当たり前になってしまう。

そんなことにならないようにと、各国がこの国際人道法の中心をなす、ジュネーブ条約に加入しているのだ。

国際社会が「戦争にもルールがある、戦争犯罪を裁く」という意思を表明し続けることが、重要だと本書から教えてもらった。

関連動画として、国際刑事裁判所の動画をリンクしておく。

リンク先:BBC News Japanの公式チャンネル

www.youtube.com

【英語】英会話が5分続く 英会話疑問文トレーニング/高木 慎悟著

英会話が5分続く 英会話疑問文トレーニング/高木 慎悟著

疑問文だけ載っている英語の本。

昔から疑問文を作るのが苦手だったので、アマゾンでこの本を見つけ即購入。

中学校で習う疑問文を反復練習する感じ。

本書の”はじめに”にから少し引用させてもらう。


”質問です! 以下の日本語をすぐに英語にできますか?”

”①クレジットカードのとめ方を教えてもらえますか?”

”②もっと手頃なツアーはありませんか?”

”③いつ飛行機に乗れるか伺えますか?”

”④あなたはどれぐらい日本にいるのですか?”

”⑤彼はどこにいると思いますか?”


いざ尋ねようとすると、口から言葉が出てこない。

答えを見せられると、簡単な英文で読めるのに,最初の単語が思いつかない。

本書の”はじめに”にも、試験対策で英語を学んでいた日本人は、疑問文を学ぶ時間が少ないと書いてあるし、疑問文を苦手としている人は、意外と多いと思う。

ちなみに上記の質問の答えは、アマゾンの試し読みで確認できます。