猫と英語と後鼻漏

中学英語から独学で学び、現在、英検1級挑戦中。テキストの紹介や後鼻漏の話などをしています。読書や映画の話なども。

【英語】アフォリズムの底力 里中哲彦/編著【読書】

【英語】アフォリズムの底力 里中 哲彦/編著【読書】

楽しみながら英語の格言に慣れるために購入した本だったが、思った以上に楽しめた。

 

この本を説明するために、本書から引用させてもらう。

”本書は、名言、格言、金言、座右の銘といった枠には収まりきれない、ファンキーな放言、クールな失言、シニカルな暴言、シュールな迷言を収載したアフォリズム(aphorism)集です。「アフォリズム」とは、教訓とすべき箴言(しんげん)であり、ものごとの真理を簡潔に表現した警句です。”

本書のはしがきより引用


格言と聞いて想像するような言葉だけでなく「この言葉は問題発言になるのでは…」と思うような言葉まで収録されている。

金言か暴言かは読み手次第なのだろう。

アマゾンで本書に載っているアフォリズムを少し読むことが出来るので、興味のある方はのぞいてみたらいいと思う。

 

慣用表現も多く読めないものもあったが、語句の説明があるので辞書も要らずに読めたのは良かった。

人生、恋愛、成功、仕事、逆説、知恵などについてのアフォリズムが載っている。

むかし観ていた明石家さんまさんの番組「恋のから騒ぎ」を思い出すような言葉もあれば、チャーチルスターリンマーガレット・サッチャーの言葉、小説家や詩人の言葉、経営者の言葉など多様な内容で読んできて飽きない。

本書に収録されている中で個人的に印象に残った言葉は、前アメリカ大統領ドナルド・トランプさんの言葉。

”I think if this country gets any kinder or gentler, it's literally going to cease to exist.

”この国がやさしくなったり、もの柔らかになろうものなら、文字どおり存在しなくなるだろう。”

こういう「それ大統領が言っていいの?」的なところがアメリカ国民にウケていたのかな。

 

英語好き、格言好きの方には面白い本だと思う。