【雑感】核攻撃について【読書】
核攻撃について
核攻撃と聞いたら”エノラ・ゲイ”しか思い浮かばなかったので反省し、ちょっと調べてみた。
家族に聞いたら「とりあえずこの本のこのページを読んだらいい」と言われ渡された本が”戦争映画でわかる戦略と戦術/大久保義信著”だった。
この本は60本の戦争映画について書かれている本。
”博士の異常な愛情(1963年のアメリカ映画)”という映画説明のなかに”核の三本柱”という核攻撃についての記載がある。
そこを読むと”核の三本柱”とは冷戦時代のアメリカの核戦略のことらしい。
具体的には、ICBM(大陸間弾道ミサイル)、戦略爆撃機、SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)の3つが”核の三本柱”とのこと。
今はこの3つの他に運搬車両兼起倒式発射機(TEL)というものがあり、地上や地下トンネル、鉄道を使って移動し核弾頭を搭載したミサイルを発射する仕組みらしい。
本当は弾道ミサイルの種類について調べたほうがいいんだろうけど、今はこれで止めておく。
最後に、参考に読んだ”戦争映画でわかる戦略と戦術”が面白かったので紹介しておく。
著者紹介によると、著者の大久保義信さんは月刊『軍事研究』の編集者。
本のコンセプトを説明するのに、本書から引用させてもらう。
”この本は、近代戦争の幕開けといわれる日露戦争を描いた『二百三高地』から、対テロ戦争あるいは、”新しい戦争”の有り様を描いた『アメリカン・スナイパー』まで、60本の映画を取り上げ、20世紀から21世紀初頭までの歴史、そして戦略や戦術の変遷を読み解こうと試みたものである。”
本の”はじめに”から引用。
自分が観た映画で、この本に載っているのは「アメリカン・スナイパー」と「ブラックホーク・ダウン」だけなのだが、ただ映画を観るのと、この本を読んでから観るのとでは映画の印象が違ったものになる。
(例えば、「ブラックホーク・ダウン」のデルタ・フォースとレインジャー部隊の違いとか)
映画説明の合間にあるミニコラムもおもしろい。
大久保さんの記事が載っている映画評論・情報サイト”BANGER!!!”さんへのリンクです。
ICBM発射テストの動画をリンクしておく。
リンク先:AP通信さんの公式チャンネル