ハロー張りネズミ/弘兼兼史著【好きな漫画】
ハロー張りネズミの中でも特に好きな話を2つ紹介したい。
まず15巻の”魔性の系譜”
主役は探偵の七瀬ゴロー、通称ハリネズミ。
探偵ものなので犯罪の話が多いが、オカルトや時代劇などの回もあって面白い。
15巻に収録されている”魔性の系譜”は呪われた血のはなし。
ある日ハリネズミは、俳優の梓茂丸から「父親の死因を調べて欲しい」と依頼される。
父親も、祖父も50歳で死んでいるので、なにか遺伝的な原因があるのではないかと考えたのだ。
そこで分かったのは、クライアントの父親も、その父親も、そのまた父親も自殺していたのだ。
ハリネズミは調査をすすめ、恐るべき事実にたどり着く…!!
つづいて18巻に収録されている”いざなう光”
”いざなう光”は地球外生命体のはなし。
UFOのやらせ番組を制作するディレクター矢尾板は、真夜中に山の中を一人で歩く少年を見かける。
その少年は矢尾板の目の前で上空に現れた”光の玉”の中に吸い込まれていった。
矢尾板は少年の家族、隣近所の住民たちとともに少年を捜索するが見つからない。
いつのまにか少年は布団に戻って寝ていたのだ。
父親が「どこに行ってたのだ」と問うと「お山のてっぺんにいた」と言う。
矢尾板は少年の布団にあった岩石を持ち帰り、ハリネズミにどの地方の岩石か調べて欲しいと依頼する。
いやー、ハロー張りネズミはほんとにおもしろい。