末期ガンでも元気です 38歳エロ漫画家、大腸ガンになる/ひるなま著【好きな漫画】
末期ガンでも元気です 38歳エロ漫画家、大腸ガンになる/ひるなま著
タイトルの通り、大腸ガンを患った著者の経験を描いた闘病記。
なにも知らず、なにも考えず読み始めたのだが、すぐに内容に引き込まれて最後には泣いていた。
著者が病院に行ったキッカケは生理痛の異様な激しさ。
紹介状を出されて、大きな病院に行ってあれよあれよと検査検査検査。
”いざ手術”となると、今度は入院費用や入院について、また麻酔科医による手順の案内など説明ラッシュ。
そして手術後の入院生活に、セカンドオピニオンの話、抗がん剤治療の話などすごく濃い内容だった。
この本を読んで色々なことを思い出した。
自分も紹介状出されて、手術が必要だと言われてから検査検査でお金がどんどん出ていったなーとか。
入院したら麻酔のリスクとか、輸血のリスクとかの説明を受けて、同意書にサインしたなーとか。
家族が夜中に救急のお世話になって、そのまま手術になった時の不安とか混乱とか色々な気持ちが蘇ってきた。
病気のはなし以外に身につまされるものもあり、著者のひるなまさんは大した人だと思う。
著者の経験を描いてくれているんで、リアルだし情報量も多くよい本だと思う。
なによりも著者の姿が”うさぎ”で描かれているのがかわいかった。
病気は突然にやってくるもの。
読んでおいて損はないと思います。
(著者は虐待サバイバー。家庭内暴力の描写があります)