猫と英語と後鼻漏

中学英語から独学で学び、現在、英検1級挑戦中。テキストの紹介や後鼻漏の話などをしています。読書や映画の話なども。

首都感染/高嶋哲夫著【パンデミック小説】

パンデミックもの

首都感染 高嶋哲夫

”強毒性インフルエンザ・ウィルス出現!”

”総理は東京封鎖を決断した”

”感染者の移動を禁止しなければパンデミックは阻止できない”

本の帯より引用


中国、北京でサッカー・ワールドカップが行われているころ、中国、雲南省で謎の病気によって多数の村人が亡くなっていた。

複数のルートからの情報で、政府は新型インフルエンザウィルスが出現した可能性を考える。

世界中のサポーターが北京に集まり、そして帰国する。

元WHOのメディカル・オフィサー瀬戸崎優司医師はアドバイザーとして政府の『新型インフルエンザ対策会議』に出席。

まずは水際対策(空港での検疫)を強化しようとするが、国民や国際社会からの反発をおそれる閣僚から反対される。

日本は致死率60%の新型インフルエンザを封じ込めることができるのか!


おもしろいパンデミック小説。

これを最初に読んだ頃は新型コロナウィルスは存在していなくて、「都市封鎖なんて可能なの?」と思いながら読んでいた。

パンデミックものがお好きな方におすすめです。