後鼻漏の治療【こうびろう】
自分の後鼻漏体験記が誰かの役に立てばと思い、この記事を書きました。
ここに書いてあるのはあくまでも、自分の治療経験になります。
後鼻漏の発症
きっかけはただの風邪だったと思う。風邪を引くとすぐに透明の鼻水が出て、のどが痛くなる自分は、普段はすぐに耳鼻咽喉科に行き「ルゴール」をのどの奥に塗ってもらい「カルボシステイン(痰や鼻水を出しやすくする薬)」や「うがい薬」を処方してもらうのだが、その時は病院のお世話にならずに、市販の風邪薬を服用した。
2週間ほどあと、風邪の症状は治まったのに鼻水がのど側にひっきりなしに垂れるようになる。口をひらけば咳き込み、不快感は半端無かった。
すぐに普段お世話になっている耳鼻咽喉科に行き、「ルゴール」を塗ってもらい、「ネブライザー」で吸引し、「カルボシステイン」や「うがい薬」を処方してもらった。これで治ると思っていたが、全然症状が改善しない。その時は、【後鼻漏 こうびろう】なんて言葉も知らず、自分の症状をネットで検索しまくり、【後鼻漏】を知った。
薬が切れる頃、もう一度同じ耳鼻咽喉科に行き「自分は後鼻漏だと思う」と伝えたが、以前と同じ処置しかされず途方にくれる。
後鼻漏を検索
とりあえず【後鼻漏】という言葉を知ったので、ネットで検索をしまくった結果、【後鼻漏】には「Bスポット治療」が効果的ということが分かった。この治療を行っている病院を探すのに、時間がかかったが無事見つけられた。
「Bスポット治療」を行っている病院を見つけたのはこのサイト。
「Bスポット治療」とは
塩化亜鉛という薬を薄めて喉の奥に塗布する治療法。
「Bスポット療法」は上咽頭擦過療法(EAT)とも呼ばれる。
youtubeで見つけた動画をリンクしておく。
(注意:あくまで自分がネットで調べた内容です。「Bスポット」で検索すると、治療を行っている病院のHPに詳細が載っているので確認して下さい。)
後鼻漏の治療
先生に症状を伝え「Bスポット治療」が始まるか思ったが、先生に「まずレントゲンを撮って、副鼻腔炎かどうか確認しましょう」と言われる。「副鼻腔炎」の症状はなく、いよいよ「Bスポット治療」が始まる。
鼻にファイバースコープをつっこみ、映像を見ながらの治療となる。看護師さんに頭をかっちり掴まれ(治療が痛くて反射的に動いてしまうから固定が必要)塩化亜鉛を浸した脱脂綿を巻きつけた咽頭捲綿子(いんとうけんめんし)が自分の鼻の奥に登場するのを画面で見る。
こすった途端に出血と膿が出てくるのを確認。そして激痛。涙が出た。鼻からの治療のあと口からも同じように喉の奥を擦り、やはり激痛。しばらく通う必要があると言われる。
その後、「ネブライザー」を吸引し「咳止め」と「カルボシステイン」を処方してもらい初回の診察は終了。
後鼻漏のその後
結果として、約1年(週2回治療)通いかなり改善したと思う。鼻の奥にべったりとくっつく感じは今もあるが、喉側に垂れることはほとんどない(なぜ”ほとんど”かと言うと気圧の関係か、低気圧になるとたまに垂れることがある)。喋っても咳き込まなくなったし、仰向けになって自分の鼻水で、喉がつまることもない。自分としては治療結果に満足している。
終わり。